目次
1. はじめに
1.1 概要と目的
この申請システムは、Power AppsとPower Automateを活用して、申請プロセスを効率化するために設計されるものである。
申請者は申請用アプリで必要事項を入力し、申請を送信すると、その内容が自動的にSharePointリストに保存される。承認フローは自動化され、承認者が申請内容を確認し、通知機能を通じて進捗状況が関係者に伝えられる。
最終的に、管理者用アプリのボタン押下により、申請内容の実行が自動化され、Microsoftの各種システムと連携する。

1.2. 対象者
本アプリは、組織内での申請業務に関与するすべてのメンバーを対象としている。以下の役割に応じた機能を利用することが可能である。
- 申請者: 新しい申請を作成する社員で、Power Apps上で申請内容を入力し、承認を待つ。
- 承認者: 申請内容を確認し、承認または却下を行う管理者やリーダー層。
- システム管理者: Power Apps上で申請の管理や実行を行うIT部門の担当者。
1.3. 前提条件
- Power Apps, Power Automateの環境が作成され、必要なライセンスが管理者の人数分、用意されていること。
- Power Apps, Power Automate、カスタムコネクタ、環境変数、接続などのソリューションが適切に設定されていること。
- 申請内容を保存するためのSharePointリストが事前に作成されていること。
- Entra上で本アプリ用のEntraアプリを作成し、必要なアクセス権を付与されていること。